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ニュージーランド

ニュージーランドのイースターは何連休?

日本ではあまり馴染みのないイースター《Easter》。ほとんどのキリスト教国でイースターは祝日とされていて、いちおうキリスト教圏であるニュージーランドでも、他の国々同様、実はクリスマスよりも大きな連休となっています。

イースターとは?

イースターは、キリスト教徒にとって非常に重要な祭りであり、イエス・キリストの復活を祝うものです。伝統的に、イエスが死から復活したことを祝うため、教会では特別な礼拝が行われます。世界中で春の訪れや新しい始まりを祝う特別な時期として捉えられていますが、南半球にあるニュージーランドでは、秋のイベントになります。

イースターの象徴的な要素の一つに、卵があります。卵は古代から新しい命の象徴とされ、キリストの復活と新しい命を象徴しています。イースターには、卵を装飾したり、食べたりする習慣があり、子供たちはエッグハントと呼ばれるイベントで宝探しのようにして、卵を探しあてて楽しみます。

また、イースターにはうさぎも不可欠な要素です。この起源は複数の説がありますが、一般的にはウサギは多産であることから、生命の復活と繁栄の象徴になっているというものです。現代のイースターでは、うさぎの形をしたチョコレートやキャンディなどのお菓子が広く楽しまれています。さらに、子供たちはイースター・バニーとして知られるうさぎが、卵やお菓子を持ってくるという言い伝えを聞き、それらを食べて楽しみます。

世界の標準は4連休

イースターは、多くの国で4連休となることが一般的です。これは、復活祭が通常の週末と重なり、金曜日 Good Friday から月曜日 Easter Monday までの長い休暇となるためです。この長い休暇期間にはさまざまな伝統的な行事が行われますし、家族や友人と再会して過ごすための貴重な機会として捉えられます。
多くの人々は、この休暇を利用して旅行を楽しんだり、特別な食事や集まりを計画したりします。このように、イースターは単なる宗教的な祝祭だけでなく、社会的なつながりを育む大切な時期として、多くの人々にとって特別な意味を持っています。

ここニュージーランドでもカレンダー上では4連休となっているのですが…

ニュージーランドの学校は5連休!

ここニュージーランドでは、世間一般は4連休のなか、Easter Tuesday といって、翌日の火曜日も、学校だけが休みになります。この休日が制定された理由は次の通りです。
「イースターの日程は毎年異なる。この4連休がスクールホリデー(2週間の秋休み)に含まれるかどうかで、第一学期が短すぎたり長すぎたりすることになる。 これを調整するための、学校のみに適用される休日である。」
これは1954年に年間授業日数を法整備した時にできた決まりだそうです。
https://www.stuff.co.nz/society/350227575/whats-deal-easter-tuesday

ただ問題なのは、一般企業や公官庁など学校以外は通常通り営業していること。保護者が働いているのに子供が休日になるということに対し、夫婦共働きが一般的なニュージーランドでは「このルールは時代錯誤だ」という意見も多くなっているようです。

このEaster Tuesday、前回は2021年、次回は2026年とのこと。時代の流れに合わせてルールを変えるのが得意なニュージーランド、どう舵取りをしていくのか楽しみです。

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